企業に勤める看護師の年収事情を紹介します。ここでは、「CRA」「CRC」「MR」「産業看護師」をピックアップしていきますので、ぜひ参考にしてくださいね。
未経験からCRAを始めた場合、初年度の月収は25~30万円程です。各種手当やボーナスなどを含めると、年収は450~500万円程でしょうか。3年目になると年収は500~600万円程、5年目以降は600~1000万円前後です。CRAの年収は、勤める企業が日本資本か海外資本かで大きく変わります。基本的には、海外資本の企業の方が高い傾向にあるようです。そのため、日系企業から外資系企業に転職しただけで、年収が100万円以上がるケースも少なくありません。ただし、外資系企業は英語力が求められますよ。
看護師からCRCへキャリアチェンジした場合、大企業であれば340~440万円程、中小企業であれば280~380万円程が相場です。看護師の平均年収は20代が425万円程、30代が475万円程なので、CRCにキャリアチェンジしたばかりの頃は若干下がります。ただし、資格を取得して経験を積むことで看護師と同じか、それ以上の年収を得ることも可能ですよ。しかも、CRCは夜勤がないので働きやすいというメリットがあります。
MRの平均年収は458万円程で、日本全体の平均年収よりは高い傾向にあるようです。正社員だけでなくアルバイトやパート、派遣といった勤務形態もあり、その場合はアルバイトの平均時給は996円、派遣社員は1303円です。正社員の給料分布を見ると、最も多いのは392~474万円の層です。ただし、勤務先や求められるスキルによって差があるので、経験を積めば1000万円近くの年収を得ることも可能ですよ。
産業看護師は年収が高く勤務も比較的楽なので人気の高い職種です。産業看護師として活躍している人の中には年収500万円以上という人も少なくありません。しかも、勤務3~4年程でそれだけの年収を得られます。市役所に勤める保健師と比べると、100万円程の差があります。経験年数によって異なる部分はありますが、平均すると年収500~600万円程が相場となります。
注意点としては、一般社員として雇用されるので企業によって待遇に差がある点です。企業によっては想定以下の待遇になる可能性もあるので、転職する際は雇用条件をきちんと確認しておきましょうね。経験や年齢によって待遇が変わることも少なくないので、臨床経験や産業看護師の知識に自信がある人はより好条件の求人を探せるようにしっかり準備しておく必要があります。また、人気の求人なので見逃さないようにしてくださいね。
志望動機を考える際にまず取り組むべきなのが、「別の職種に挑戦する理由を明確にすること」です。ここがしっかりしていなければ、採用担当者に熱意をアピールできません。また、今後のキャリアビジョンも重要です。
看護師の転職理由として多いのは「人間関係の悩み」「体力の限界」「精神的なプレッシャー」です。キャリアチェンジに成功すれば、これらのストレスから解放されてのびのび働くことができますよ。
キャリアチェンジを考えている看護師に役立つ情報をまとめています。今までとは違う環境で活躍していくためのコツを紹介していますので、ぜひ参考にしてくださいね。【当サイトメールフォーム】